製品設計
ポリカーボネート製ガードレールの
構造と構成部品
各レールは、肉厚6.8mm、面幅348mmの4m一体部品としてポリカーボネートで射出成形しています。1本16.5kgのため2〜3人で手作業により運搬・設置でき、1kmあたりの材料使用量は約4,125kgで、4mm厚の鋼製システムの約16,250kgと比べて大幅に少なくなります。
レールは2m間隔の標準支柱に取り付け、レール本体、ブラケット、端末部、反射材、反射材ベースの5部品として出荷します。レールがたわむため、測量した角度に合わせて事前に曲げ加工する必要はなく、現場で道路形状に合わせて設置できます。
色は塗装ではなく、自動車グレードのグレード8耐光顔料を用いた材料着色です。そのため亜鉛めっきや表面処理の維持管理が不要で、設置場所に合わせて色を指定していただけます。指向性の反射材は進行方向側が黄色、対向側が赤色に見え、山道、霧、ランプ部などで、無地のグレーの鋼製レールにはない注意喚起となります。
4mの長さ
一体成形
肉厚6.8mm
衝撃時にたわむ
1本あたり16.5kg
人手で運搬可能
衝突試験
国際的な防護柵規格に基づく
第三者試験
ASPガードレールは、2つの独立した試験機関により3件の試験計画で衝突試験を受けており、いずれもAplus Molds & Plastics名義で報告されています。イタリアのCentro Prove AISICOでは、EN 1317-1およびEN 1317-2に基づくN1級の道路用防護柵として、TB11衝突試験(1,500kgの車両、時速80.4km、角度20.1度)を実施しました。AISICOではCEN/TS 17342:2019およびUNE 135900:2017に基づく二輪車乗員保護性能の試験も行っており、これは樹脂製防護柵では数少ない認定です。
中国では、北京深華達が国家高速道路防護柵規格JTG B05-01-2013に基づき、10トントラック、10トンバス、時速100.7kmの乗用車による3回の衝突試験を実施し、すべての評価項目でA級に合格しました。マレーシアでの使用認証も取得しており、近年はSGSによる1000時間および1500時間の耐候試験にも合格しています。
EN 1317-1/EN 1317-2、N1防護柵等級(イタリア AISICO)
CEN/TS 17342:2019 および UNE 135900:2017 二輪車乗員保護(イタリア AISICO)
JTG B05-01-2013 A級(北京深華達交通工程検測)
設置とライフサイクル
設置コスト、
維持管理、環境への影響
設置コストは鋼製システムとほぼ同等ですが、その内訳は異なります。500mあたりでは、当社の施工班は2〜3人で4〜5日で完了します。鋼製では5人で7〜9日を要します。またレールはクレーン車ではなく通常の平床トラックで運搬できるため、機材費を30〜40%削減できます。引き渡し後はその差がさらに広がります。衝突を受けた鋼製レールはへこんで全交換となりますが、ポリカーボネートは衝撃を吸収して元に戻るため、維持管理費は鋼製の約10分の1で、錆びず、亜鉛めっきの再施工も不要です。
材料自体のカーボンフットプリントも低く、樹脂1トンあたり0.4〜0.5トンのCO2で、鋼材の約1.7トンを下回ります。端材は生産に戻して再利用でき、レール自体も使用後に完全にリサイクルできます。
また、鋼製レールは強い衝撃を受けると折れ曲がって鋭利な断面を生じ、二輪車乗員や運転者に重大なリスクをもたらすことがあります。高強度樹脂製ガードレールは車両の衝撃を吸収し、車両を誘導して運転者を保護することで安全性を高めます。
500mあたり4〜5日で設置
維持管理費を90%削減
亜鉛めっき不要
完全リサイクル可能


